そのうちトライリンガル -10ページ目

マジで?!

  「ラジオスペイン語講座」の応用編は,「スペイン世界遺産めぐり」というテーマで放送されている。世界遺産好きとしてはたまらない内容だ。


  しかし!先週旅行に行っている間に,大好きなアルハンブラが登場してしまっていた。テキストをよく確認していなかったので,まったく気づかなかった。


  あーーーーー,ホントに馬鹿だ。悔しい。まあ,わかっていたところで家を離れて何日目かの番組は予約できないのでいずれにしても聴けなかったのだが。にしても,気づかなかったという自分のバカさ加減に呆れる。


再放送では絶対聴いてやる!

やっぱり意志の強さなんだ

  休暇をとって山陰を旅してきた。友達がいるので会いがてら観光も。


  この友達,生まれも育ちも東京なのだが,とある道を究めようとその道の日本一がいる山陰の地にやって来,その人の元で勉強している。都会育ちのはずの彼だがそれほど生活に苦労はしていないようだし,東京が恋しくもないみたいだ。

  正直自分にはキビしいかな,と思った。知り合いもほとんどいず,今まであたりまえだと思っていた便利さや肌で感じられるアップトゥデイトの刺激がない,という環境に自分がいたら,きっと閉塞感や焦りを感じてしまうだろう。でも,これは自分が都会育ちだからとかではなく,単に芯となるものをもっていないからだとわかった。彼だって自分と同じ気持ちは多かれ少なかれ持っているはずだ。でもそれを遥かに上回る意志の強さがあるから,田舎だとか寂しいとかっていうことを感じないでいるんじゃないか?自分がムリだと感じたのは,自分がそれよりも強い「なにかに取り組む気持ち」をもっていないからだ。


  自分がなんとなく毎日を過ごしてしまっていることを今回の旅で知ることができた。目から鱗,かつエネルギーをもらえたいい旅だった。もちろん山陰はいいところで,今回行きたくても行けなかったところがいくつもある。彼が向こうにいるうちに(=宿代を浮かせられるうちに)また行きたい。

気づけば

 情けないことに,4月から聴きはじめた5講座のうち,「英会話上級」と「シニアのためのものしり英語塾」が続かなかった。「上級」は3回くらいしか聴いてない。5月はテキストも買わなかった。「英語塾」は朝の放送を聞いてるのだが,僕は朝が遅いので目覚ましで起きてラジオのスイッチを入れてもベッドの中で9割方眠りながら聴いている。5月のテキストは折り目すらついていない。


 一応,仕事がそこそこ忙しくそれほど時間も取れないということに(自分の中では)しているのだが,時間なんてどうにでもなる,はず。どう優先順位をつけるかだから,それだけ情熱が足りてないということなのかもしれない。


 6/1付けの異動が決まり,もっと忙しくなりそうだし,とりあえずは今の3講座だけでもなんとしても続けていきたいところだ。あとはいかに効率のいい勉強法を探すかだな。

やっぱり日本語

  「渦」という漢字が思い出せなくて,大学生の頃から漢字力が落ちてきていることを改めて痛感した。PCの弊害の大きな一つが漢字力の低下だと思う。井上ひさしの「東京セブンローズ」という小説の中にGHQが日本語を廃止しようとたくらんでいたというくだりがあり,その理由として漢字学習に費やす時間の非効率性を挙げていた。しかしたとえほかの事を学ぶ時間が削られてでも,長い歴史がありまた文化を象徴するものの一つである言葉・文字を学ぶことは疑いなく重要だ。


 以前百人一首にはまったことがあった。解説の文庫本をかばんに入れて,通勤時間とか気が向いたときに繰り返し読んだ。学生時代に勉強した時はやはりやらされ感がありあまり楽しくはなかったが,大人になってから改めて読むと,楽しい。自分の言葉ではないので恐縮だが,やはり日本語は繊細で美しいと思う。


 外国語を習得したいという気持ちが強いとつい日本語を疎かにしてしまいがちだが,やっぱり日本人である以上日本語が基本中の基本。きちんとした日本語を話す人はかっこいい。

ZARA

最近東京を中心に日本での勢力を拡大しているスペインのSPA(製造小売業)。

“ヨーロッパのGAP”などといわれたりもしているが,GAPよりもテイストはクールな気がする。

価格はこなれているので買いやすい。

 

ところでこのブランド,スペイン語では「サラ」という読みになるが,日本には「ザラ」という読み方で進出したようで,HPなんかも「ザラ」と書かれている。「サラ」って読ませてスペイン語への興味を持たせりゃいいのに,と思っていたが,濁る「ザラ」のほうがたしかにインパクトがある。

 

でもスペイン語のカタカナ表記って意外と微妙なものが多い。「リヤドロ」なんて最たる例。lladroだから,普通に表記すれば「リャドロ」「ジャドロ」だろ。「パエリヤ」なんかもその部類かも。細かいこと言えば「マドリード(マドリッド)」だってそうかも。まあ元々日本語にない発音を日本語独自の文字に置き換えるわけだから,難しいか。

音楽を聴く学習法

  よく知られた学習方法だ。


  好きな音楽なら歌詞も覚えられて尚良し。しかしこの「歌詞」が重要で,歌詞カードがなければ学習はすごく難しくなる。もちろん歌詞カードなど見ずにひたすら聴いて覚え理解するというのも方法ではあるが,ニュースと違いイントネーションもアクセントもメロディーの影響を強く受ける歌の場合,歌詞を知らずにテキトーに覚えるのは危険だと思う。


  先日買った「バッド・エデュケーション」のサントラ。ほとんどのサントラがそうだと思うが,歌詞が載っていない。あまり意味がないんじゃないかと,買ったことをちょっと後悔してる。歌詞つきの曲もそんなに多くないんだ。これなら,以前買ったレアルマドリードの公式ソングCDのほうが使える・・・。

ソフィア王妃芸術センター

  立ち読みした雑誌に,マドリードの美術館「国立ソフィア王妃芸術センター」の新館が6月に開館する,という記事があった。


  僕はこの美術館がけっこう好きだ。昔は病院だったらしいが陰気な感じはなく,中庭も落ち着いているので歩き疲れたらベンチに腰掛けてぼーっとしたり本を読んだりするといい気分転換になる。あとから取り付けられたというエレベーターは重厚な造りの建物とは対照的に現代的なガラス張りのものであるが,意外にしっくりとなじんでいる。


  建物も好きだが,ピカソの「ゲルニカ」が展示されているのも好きな理由の1つだ。自分は芸術には疎いのでこの作品について説明したりうまく言葉で表現することはできない。むかし美術の教科書とかで見たときはわけがわからないという印象しかなかった。実際に見てもよくわからなかったのだが,その衝撃はすごかった。作品自体がけっこう大きいというのもあるが,うーん,何て言うんだろう,とにかく訴えかけてくるものがすごい。戦争を実体験として知らず,いわば平和ボケの状態しか知らない自分には,彼が感じた怒り,悲しみ,喪失感は到底察することはできない。湧き上がり渦巻く感情の前では言葉はほんとに無力だ。そのエネルギーを絵という形で表現したピカソはやはり天才なのだろう。 


  旅をしててよく思うのだが,実体験したことと見聞きして知っていることはまったく違う。いちばんの違いは,受ける衝撃のデカさだ。実体験したことは心の底に沈みこみ,自分を形作る一部となる。


  記事を読んで,またスペインに行きたくなってしまった。ソフィアレイナやアトーチャ周辺はどう変わっているんだろう。

きちんとした英語も

  僕は小売を主とする会社に勤めている。

  現在は事務仕事なので店頭に出ることは少ないのだが,時々ヘルプで売場に立つこともある。


  今日はひさしぶりに外国人のお客様を接客した。韓国人か中国人か,ただ日本語もわりと喋れる方だったので,英語は少ししか使わなかった。


  しかしなんと自分の使う英語の酷かったことか!まったくもって嫌になってしまった。YesというべきところをついYeahなどと言ってしまったり,try ~ onという使い方ができなかったり,etc。英会話に通ってたときも何度となく細かいところにも注意しろといわれていたので,まったく改善できていない。あの1年はなんだったんだろうと自分で呆れてしまう。


  とはいえ,ひさしぶりに仕事で英語を使うことができてうれしかったのと,しばらく遠ざかっていた接客ができていい気分転換になった。

どうしてこんなに

  TOEICの結果が返ってきた。


  結果は見るのも恐ろしい最悪なものだった。

  目標からは175点,自己ベストからは150点も低く,今まで受けた中でものほうだ。たしかに手ごたえもよくなかったのだが,これほど悪いとは。

 

  最初は驚くばかりで信じられなかったが,しかしよく考えたら当然の結果だとわかった。事前の準備もきちんとやっていなかった上,この1年はスピーキングばかりに気をとられリーディングはもちろんのことリスニングも知らず知らずのうちに疎かにしていた。体調がよくなかったとも思ったが,それだけでこんなひどい点は取らない。如何に自分が英会話スクールにいっていただけで思い上がっていたのかを痛感した。


  ただ,すぐにリベンジという気にはならない。じっくり捲土重来の期が熟すのを待ちたいのもあるが,TOEICのための勉強にこれまでにないほど疑問を感じたからだ。今は真の英語力をつけるのが先決だし,スペイン語にももっと力を入れたいというのもある。


  いずれにしても,臥薪嘗胆の気持ちで取り組んでいこうと誓ったのだった。

LA MALA EDUCATION

 先日,ペドロ・アルモドバルの「バッド・エデュケーション」を観た。いわずと知れたスペイン映画の巨匠。「オール・アバウト・マイ・マザー」「トーク・トゥ・ハー」などでお馴染みの監督だ(といっても僕は「トーク~」は観ていない)。

 

 映画自体はまあ彼の映画なら納得だが,かなりハードだ。ストーリーはわりとわかりやすいが,設定というか,うーん,とにかくすごい。個人的にはすごくおもしろかった。

 

 で,スペイン映画なので,(もちろん)すべてスペイン語。字幕がないと全くわからないが,耳に入ってくることが心地よく,それも印象がよかった一因だと思う。がんばって字幕がなくても楽しめるようになりたいと思い,スペ語に取り組む意欲を改めてもつことができた。

 

 で,映画の帰り,迷った挙句サントラを買った。予想通り歌詞が掲載されていないのが残念だが,飽きるまで(いや飽きても)聴いて少しでもスペ語の力をつけるようにしたい。

マラエドゥカシオン