そのうちトライリンガル -9ページ目

PAZ!②

ロンドンのテロ。マドリのテロ1年の日にも書いたが、ホント平和を願わずにはいられない。世界にはいろんな考えがあっていろんな考えを持った人がいろんな感情を持って生きているから、みんなが同じ気持ちで同じ方向に向かっていくのは無理かもしれない。でも、そうは言っても、争いが続き人が悲しい思いをしたり血を流したりするのは許されることじゃないし、それをしないだけの頭脳を持つのが人間だと思う。
ただ、テロは憎むべきものだけど、力のあるヤツが言いたいことを言ってやりたいことをやる、今の社会のあり方こそ問題かも。

惜敗

  2012年の五輪がロンドンに決まった。マドリはダメだろうと思っていたのだが,ニュースを見たら2回目の投票では一番多く得票していた。結局3回目で最下位となり落選となったのだが,このような流れを見ても,五輪開催までの流れの中で一般市民には理解し得ない政治の力が働いていることを感じる。


  個人的にも,92年にバルセロナをやってるし,去年の列車テロもあったりしたので落選は仕方ないと思う。しかしロンドンは3回目。だったら別のとこにやらせてやれよという感じもするよな。今回昨年(だっけ?)に先に落選したイスタンブールとかケープタウンとか,ブラジルの都市(名前忘れた。リオデジャネイロだっけ?サンパウロだっけ?)とかさ。2016年はぜひその辺から決まってほしいな。

忘れられないビール

 大学生のころは、ビールと言えば飲み会のイッキ用のものであり、ただそれだけだった。美味いと思ったことなどなかった。そんな自分の認識を覆したのがスペインで飲んだビールだった。
何てことはないどこでも売られている生ビール。おそらくいれ方だって保存状態だってたいしてよくないだろう。使ってるグラスだって店の雰囲気だってたいしたことはない(飲んだのはほとんど安い飯屋でだし)。じゃあなんで美味かったのかといえば、単に喉が渇いていたから。
 喉が渇いてるのに飲むものがなくて、我慢して我慢してようやくありつけたビールがあれほどうまいとは。自分は今までなんかすごく損をしていたんだなあという気がした。そしてビールに申し訳なく思った。


 当時は初の一人旅で,観光というか,見たいところを見て1日を過ごすということをしたことがなかったので,「水を携帯する」ということの必要性がわかってなかった。その時は何とかビールにありつけたからよかったけど,今から考えると結構恐ろしい事をしてたなあ。



楽園であってほしいのに

  先日カンボジアのシェムリアップで起きたインターナショナルスクールの人質事件はショックだった。なぜなら今年の2月にカンボジアを旅して,すごくいい思い出の土地だったからだ。


  アンコールの遺跡群,特にアンコールワットは本当に素晴らしかった。たちまち魅了され,滞在中毎日通った。美しさは,大好きなスペインのアルハンブラに匹敵するほどの衝撃だった。


  そこから程近い街がシェムリアップ(シエムリアプ)だ。観光客は必ずここを拠点に滞在する。アジアという場所柄,韓国・中国・日本人客が多いが,以前フランスの植民地だったせいかフランス人観光客がとりわけ多い気がした。白人の団体ツアー客からは,英語以上にフランス語が聞こえてきた。観光客が落としていくカネがこの街を活気付けていることは,あちこちで建設が進むホテルやちらほらと見かけるおしゃれなショップを見ても明らかだった。


  治安もよく,非常に居心地のよい楽しい滞在だった。(その後プノンペンに行って,ポル・ポト時代のカンボジアの悲劇を知ることになるのだが。)なんでもっと早くここに来なかったんだろうと悔やんだくらいだ。


  その思い出の地での事件。政治的なものではなかったのでほっとした人も多いだろう。正直,自分もそういう思いがなかったかといえば100%なかったとはいえない。でも,社会に歪みが生じていることの何よりの証拠だ。


  この国の発展は続き,何とか悲しい過去を乗り越えようとしている。つらい思いをした分,それ以上に幸せを手に入れてほしいと思う。そしてその幸せが物質的なものだけでなく,心の幸せも伴うことをただひたすら願っている。


クメールの楽園

本を読む

  un libro

  学校の勉強みたいだが,それなりにおもしろい。


  やり方は特に解説するほどでもないが,学校のリーダーみたいに文章をひたすら和訳していくだけ。文章に興味がありさえすれば続く。ただし文章の内容により出会う言葉は偏りがあるのでそのあたりも勘案して素材を選ぶことが必要かもしれない。写真はスペインで買った「子供のためのアルハンブラ」という本。小さな子どもにわかりやすくアルハンブラについて教えるという内容だ。自分にとってはおもしろく飽きずに最後まで訳し通せたが,時事的な言葉はまったくといっていいほど出てこなかった。


  旅行の際に買って,帰りの飛行機の中でぱらぱらとめくって眺めていたら,隣に座っていた女の子が興味をもってくれて話が弾んだ。フランス留学帰りとのことだったが,すごくきれいで素敵な人だったなあ。

アルハンブラから飛んでイスタンブール

 先日聞き逃したスペイン語講座のアルハンブラの回を,テキストを読んでみた。

"La Alhambra resplandece al sol poniente."(「アルハンブラが夕日に輝いている。」)というセンテンスににんまり。←写真はもうちょっと早い時間のものだが。メモを取って暗記することにする。resplandecer(輝く)という言葉を知らなかった。まだまだだなあ。

arch

 アルハンブラをめちゃくちゃひいきしてるのは確かだけど,やっぱりすごくきれいなんだな。ていうかイスラム建築は概して美しい。ちょうど3年前にトルコに行ったが,イスタンブールのモスク群もきれいだった。個人的にはイランのイスファハーンにある「イマームモスク」あたりを見てみたい。あとはベタだけど「タージ・マハル」かな?そういえば,中学の頃「田島」というクラスメイトが「タージ」というあだ名をつけられてたっけ。すいません,余談でした。

That's what I hoped.

 6/1付の異動のことで、前任者に愚痴を聞いてもらった。本当はかなり前から異動を知っていたのだがいざ就いてみるとやはり不安や疑問が多く、覚えなきゃいけないことなどもあって脳がパンクしていた。酒を飲みながら愚痴ったりアドバイスをもらったりした帰り、ふと、何年か前はやはり当時の仕事に不満を感じ、今のような仕事をしたいと思っていたことを思い出した。
ふと気付く。"なんだこれって俺がやりたかったことじゃん。"酔いもあってかなりポジティブ、今日も天下泰平なのであった。

Quien no ha visto Granada, no ha visto nada.

  「グラナダを見たことがない者は,何も見たことがない(のと同じだ)。」=それほどグラナダは美しい,というスペインの諺(?!)だ。アルハンブラ好きの自分としては非常に好きなフレーズである。アルハンブラはTBS「世界遺産」でも2回取り上げられたが,2回目はやはり精度が上がり非常に素晴らしかった。


 4月からNHKでも世界遺産番組が始まったのだが,毎週見逃してしまいまだ1度も見ていない。アルハンブラは2回目で登場したようだが見逃した。ホントに悔しい。ほかにも中国の蘇州,マチュピチュ,アンコール,等,行ったことがあったりぜひ行ってみたいという,自分の中ではかなりイケてる世界遺産を見逃している。昨日の「パルミラ」はようやく録画したので見ることができる。ここもぜひ行きたいところの1つ。


 TBS「世界遺産」に戻るが,昨年8月に放送された「コルドバ歴史地区」が,「エルチェの椰子園」との2本立てで今月DVDで発売される。コルドバはグラナダと共に好きな街であるし,エルチェは放送を見逃してすごく見たかったので,ぜひ買おうと思う。

言い訳

 前回、更新が遅くなったことの言い訳をしてしまったが、この際もう1つ。
携帯メールから投稿するときのアドレスを忘れてしまい、調べればすぐにわかる話だったのにそれを放っていたために、空き時間を使っての更新ができなかったのだ。携帯からの投稿は文字数も限定されてしまい好きじゃないんだが、忙しい時は重宝する。

昨日漸くアドを調べたので、今日はひさしぶりに携帯から送信です。

ふつふつと湧き上がる欲望

 ああ,なんと10日以上も空いてしまった。


 なんとなく,「最近ネタが思い浮かばない」と思っていたところに,仕事で異動があり,引継ぎや歓送迎会やら何やらで何気に忙しく,つい更新が後回しになってしまった。


 当然英語・スペイン語ともにルーティーンから遠ざかってしまい,気づけば6月のテキストは「レッツ」「ビジネス」「スペ語」の3つになっていた。これじゃ去年までと一緒じゃないか!


 全然ラジオ聴いてねえよ,という気持ちが高まり少し自己嫌悪に陥りかけていたのだが,ふとうれしい発見が。なんか「勉強したい」のだ。「勉強」なんていうと堅苦しいが,とにかく英語とスペイン語を読んだり聞いたり話したりしたい!好きな食いもんをしばらく食べていないときのような,無性にそれを求める気持ち。うん,いい傾向だ。


 「ヘルシア緑茶」の香川照之のような,ちょっと前向きな気持ちになり,これって仕事にもいい影響じゃん,などと妙に天下泰平なのであった。