TBS「世界遺産」がRebornしたが・・・ | そのうちトライリンガル

TBS「世界遺産」がRebornしたが・・・

11年目を迎えたこの番組。先月はスペシャルを1月に渡って放送し,昨日ひさしぶりの通常バージョンに戻った。


新ナレーター,オープニングも少しだけ変わった。中村勘太郎は初代の緒形直人に近いクリアな通る声で,OPのテーマ曲も力のある出だしとなり,原点回帰を匂わせる。個人的には,原点回帰でありながらも番組のクオリティーが格段に上がっていることを感じ感慨無量だった。


ただ1つどうしても残念というか,悔しかったのが前回のナレーター,OP変更から半年しか経っていないということ。正直前回のRebornは「変わった」という印象が小さく,またナレーターの声が聞き取りにくく元気がないという点で,あまりよくないなあと思っていた。その点から言えば早いうちに変わってよかったということなんだろうが・・・。


初回のRebornの時に番組のHPでかかれていたのが,「マンネリ」とどう戦っていくか,ということだった。番組の質を落とすことなく新しく変えていくことは難しい。この番組はそれを非常にうまく乗り越えてきているとずっと感じていた。ナレーションもオープニングも「質の高さ」を構成する一要素のはず。新しくするだけではなく,それを定着させることが「質の高さ=ブランド価値」につながっていくのだと思う。


というわけで,今回のような短い周期でのRebornは番組の質を落としかねないと思った,そのことが悔しかった理由だ。今回はぜひ長く続けて欲しい。