クライマックスに大興奮! | そのうちトライリンガル

クライマックスに大興奮!

名古屋国際女子マラソンは,ベテラン弘山晴美が優勝した。30キロ過ぎまで渋井陽子が高橋尚子の持つ大会記録を遥かに上回るペースで独走し,勝負は決まったというのは明らかだった。野口みずきの持つ国内レースの最高記録を塗り替えられるかがレースのポイントだった。


んが!30キロ過ぎからわずかづつではあるが渋井のペースが落ち出し,イーブンペースを若干上げてきた弘山の姿が中継車からも次第によく見えるようになってきた。もっとも,そのときはまだ誰も逆転劇など想像し得なかったろう。弘山がんばってんな~くらいに思っていたはずだ。しかしじりじりとその差が詰まる。国内最高→大会記録更新に予想ゴールタイムが落ちてきた渋井は今ひとつペースを戻せない。とはいえ極端にペースダウンしたわけではなく,差も十分ある。まだ逆転は不可能な状況。


残り5キロの時点でも状況は変わらず。勝負が動いたのは残りも3キロを切ってからだった。20秒あった差が一気に4秒くらいにまで縮まり,あっという間に逆転。渋井はついていくことができず,差は広がっていった。そのまま弘山がゴール。


前半の渋井のスカッとするほど完璧なレース運びと,後半の弘山の大逆転があまりに対照的で,本当にエキサイティングなマラソンだった。特にあの逆転劇は正直今まで見たレースの中でもいちばん興奮したし,感動したんじゃないかと思った。37歳。優勝経験なし。一時は270メートル差。彼女の「力」に何も言うことができないのと,人間の可能性は無限にあるのかもしれないと思えるような,そんな大興奮のレースだった。


ところで・・・

2/27 距離5㌔,時間26分

2月計 35㌔,3時間8分

3/2 距離10㌔,時間57分30秒

3月計 同上

・・・うーん,いかん。もっときちんと走らないと。

でも,こんなレースを見て自分も走りたくてうずうずしてるのに,今は風邪ひいてるんだもんな(涙)。