pesetas | そのうちトライリンガル

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先日観戦したラグビー日本代表の対スペイン戦で,スペイン政府観光局の作成した紹介冊子が配られていた。


家に帰ってから読んでみると,昔の物だったらしく「通貨」というところに『ユーロがEU(欧州連合)の正式通貨となるまで,スペインの通貨はペセタです』と書いてあった。おいおい,いつのやつだよ。


ペセタ,好きだったんだよな。その言葉の響きもコインの大きさとかデザインとかも好きだった。特に100ペセタの,円周の大きさのわりに厚みのある形,両面のデザインが国王と王室の紋章だというのが,外国に来ているんだという気持ちを掻き立てた。


なんで「外国に来てるんだ」って気持ちになったのかというと,思うに小さい頃見たアニメの影響が強いんじゃないかと思う。日曜日の夜に放送された「フランダースの犬」などのシリーズや,宮崎駿の「天空の城ラピュタ」などで,子供が買物に行くときなどに手のひらに載せてもらう硬貨は必ずこんな形だった。


コイン同士が擦れる音や,手のひらに乗せた時の質感なんかも好きだったんだよな。ひさしぶりに机の引き出しから出して触ってみたらスペインを思い出した。


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